お仕事おつかれさまです!
どうも、金曜日のハチコ(@hachiko8531)です。
仕事終わりに思い出したのことがあるので、書いていく。
学生の頃、とにかくいろいろなバイトをした。
ずっと続けていたバイトもあったけど、単発でもバイトをした。
思い出すと、野球場の売り子。
野球のことは全然分からないけれど、得点が入るとお客さんが調子に乗って、ビールをいっぱい注文してくれた。
野球場の売り子は、完全に歩合制。
ビールをリュックみたいに担いでいるし、前には唐揚げなども持って運んでいた。
とにかくビールリュックがめちゃくちゃ重かった。
ビールの売り子は力仕事。
女の子がやるより、ノリがいい力持ち男の子がどんどん売り上げを伸ばしていた。
それから、塾のバイト。
これは時給がよかった。
ボロボロの小屋みたいな塾で、
バイト代は現金支給。
請求しないと、バイト代はもらえなかった。
ちゃんと計算したら、バイト代ちょろまかされていた。私が就職してしばらくしたら、この塾は潰れていた。
この塾の学生バイトは他にいたか全然覚えていない。私だけだったかもしれないと今になってみると思う。
中学生を教えてたけど、私は数学が苦手だったから、こんな私が教えていいのかなって思っていた。
市原隼人似のちょい不良の中3の男の子を個別で教えていた。
この子はガチバカで、アルファベットも書ける?くらいのレベルだったと思う。
仕方がないから、私が手書きでプリントを作ったりしていた。
このイッチーは、私のことを「ブス!くそババア」とか「このメスブタが!」って言っていた。
(うそ、メスブタは言ってなかったー)
私は自分のことをブスだなんて一ミリも思っていない。
むしろ、若いお姉さんが個別で教えてるんだから照れてるだけでしょwかわいいやつめwくらいに思っていた。
それに、私は基本ドMである。
ブス!くらい言われても何も思わない。もっと強いのくれよ。
イッチーのそれは、愛情表現の裏返し!萌えwって思っていた。
(高校時代と打って変わって、ポジティブな人間だった時代。女子大生パワー恐ろし…)
だけど、イッチーはガチバカなので「こんな問題分かんねーよ!」って足で机を蹴飛ばしたりしたときは、さすがに怖かったなー。
イッチーが高校受かったかどうか、むしろ行ける高校あったのかな?
全然分からない。
それから、とあるファーストフードのバイト。
あれよ、あれ、私はチーズバーガーが好きだったからね、大好きな食べ物のバイトがしたかった(安易)
クリスマスにパチンコ屋さんに出張して、チキン売っていた。
「メリークリスモス!」
このファーストフード店を管理している会社は、他にもいろいろなお店を営業していた。
パチンコ屋さんもだけど、カラオケや漫画喫茶、映画館、寿司屋、居酒屋など。
従業員カードをそれらのお店で見せたら、無料になるサービスがいっぱいあって、
映画館も見放題!だった。
平日の昼下がりにホラー映画見ようと思って入ったら、観客が私しかいなくて、めちゃくちゃ怖くて5分くらいで退場した。
他にもいろいろバイトやったなー。
軽井沢のリゾートバイトの話をするんだった。脱線!
学校の事務局に行くと、いろんなバイト情報が載っているファイルが置いてあった。
仲良しの友達とよく、そのファイルを見ながらいろいろなバイトを2人でした。
私はその友達に振り回されてばかりだった。
すごく破天荒な子だったと思う。
他の子は彼女を「なんか変わってる子」みたいに思っていた。私たちは気が合った。
(私もなんか変な子の部類であったんだろう)
当時、私たちは彼氏がいなかった。
夏休みの前、私たちは暇だった。
そしたら「リゾートバイト」の文字が私たちの目に飛び込む。
リゾバ!
エキゾチックな響きである!
リアル「ビーチボーイズ」ができるかもしれない!
恋の予感しかない!
そう、下心しかなかった。
お互い口には出さなかったけど、たぶんそうだった。
オレンジディスなスクールライフを送っていなかった私たち、刺激が必要であった。
たぶん、すぐに2人で申し込んだと思う。
「【軽井沢】一ヶ月 住み込み!交通費食事支給!
旅館のホールのお仕事です」
仕事をしにいくという気持ちはあまりなく、
楽しそう!という気持ちのほうが大きかった。
そしてXデー。
2人で駅で待ち合わせして、電車で軽井沢に向かう。
駅で駅弁を買って、車内で食べる。
完全旅行気分だった。
わくわくしかない。
軽井沢の駅に着くと、旅館の支配人とおぼしき人か私たちを車で迎えに来てくれた。
その旅館は山の奥にある。
森がいっぱいの道を越えて、旅館に到着。
ボロ宿だった……。
え、ここぉって2人で思った。
カルイザワだよね、セレブの宿じゃないのか?
私たちが住むアパートはさらにボロかった。
キテレツ大百科の勉三さんのアパートみたいだった。
(勉三のアパートってボロかったイメージ。違うっけ?)
アパートの2階の四畳半くらいの大きさの部屋に布団が二つギリ入るくらい。
2階から1階に降りると、さらにボロい小屋があって、二層式の洗濯機があった。
二層式なんて使ったことがなかった。
私たちの仕事は旅館のレストランのホールで、朝食と夕食のバイキングの配膳だった。
朝食バイキングの配膳の仕方がいつも覚えられなくて、友達が私にいつも怒っていた。
他にバイトをしていた学生は、女芸人の「おかずクラブ」に似た2人組の中国人、音楽デュオ「平川地一丁目」のデビュー時よりさらに芋っぽくした男子学生2人組だった。
おかずクラブはキッチン担当、平川地一丁目は、布団担当だった。
(布団を運んでいるのをエレベーターで見たけど、何の仕事をしていたのか分からない。)
はっきりいって、つまらないバイトだった。
学生同士でワチャワチャすることもない。
仕事とボロアパートを繰り返す。
友達は早々、「もう家に帰る。お母さんに電話する」って泣いていた。
この時点で帰ると、交通費は一切もらえない条件だった。
帰り代くらいの現金は持ってきてたと思う。
だけど、ここでやめたらもったいない。
私は泣いている彼女に「一か月2人で頑張ろう!」と励ました。
旅館の温泉は入り放題。
それだけはよかった。
朝食は味噌汁と生卵と白米(いつも同じ)
お昼と夜はお弁当が支給されていたと思う。
山奥すぎて携帯の電波は繋がらなかった。
携帯が繋がるには、山を下りるしかなかった。
私は山をおりて、携帯からブログを更新していた。
「今、私は軽井沢でバイトしています。山しかないです。辛い」~山の写真を添えて~
ブログで知り合った人たちが、励ましてくれた。
(やっぱり私にはブログしか友達いない説)
私と友達はだいたい同じ時間にバイト。
昼間は基本、2人ともフリータイムだった。
友達はバイトが嫌すぎて、昼間はほとんど寝ていたと思う。
私は一人自転車で、山を下りて地上の世界で、ウィンドウショッピングをしていた。
アウトレットや、旧軽井沢、パン屋さん。
アパートに飲み物がないから、
地上でペットボトルの水を何本買って、自転車で山を登る。
その日は雨がひどくて、
ずぶ濡れになりながら、チャリで山奥のアパートまで帰った。
途中すれ違う車の人から、ずぶ濡れでペットボトルの水大量に買ってるやべぇ女って思われただろうな。
軽井沢には「星野リゾート」があって、
めちゃくちゃラグジュアリーリゾート。
これぞ軽井沢って感じ!
お金持ちが行くところだなって思っていた。
軽井沢は避暑地で夏でも快適。
アウトレットもあるけれど、
お金がない人がいくところじゃないなと、今でも思う。
お金がなかったから、アウトレット行っても何も買えなかった。
友達と私は一か月、ほとんど一緒にいて、
あんなに仲良しだったのに、最後のほうは仲が悪くなっていた。
彼女は几帳面で、部屋の中でコロコロ掃除(「粘着カーペットクリーナー」のことね)をよくしていた。
私は掃除を全然しなかった。
あるとき、2人で星野リゾートのカフェで、高いケーキを食べることにした。
何の話をしていたか覚えていないけれど、私が「パクった」という言葉を何かで使って、
友達がめちゃくちゃキレた。
「そういう“パクった”みたいな言葉、ハチコ使うけどさー、
男の子みたいだし、下品だよ。やめたほうがいい」って。
ええー-!?って思ったよね。
2人でいつもそんなノリだったのに、急になんでそんなこと言う?って思った。
(バイトでずっといつも2人一緒だったから、お互い些細なことで嫌になってたんだろうね。)
それから私たちは険悪モード。
彼女は、おかずクラブと仲良くなって、3人でプリクラ取りに行ったりしてた。
私は単独行動。
ちなみにこの一か月のバイト期間中「平川地一丁目」とは一言も喋らなかったんじゃないかな。
お金をもらうって大変だってことが分かりました。
ちなみに、友達とは仲直りしたので、今でも友達です!!
結論:リゾートバイトという甘い言葉に騙されるな。
リゾートバイトは“旅行”ではなく“仕事”です。
(知っとるわってツッコミが聞こえてくる…)
あと、辛いときはネットだよ!!
コメント
リゾートバイトって場所によって待遇の差が大きいみたいですね~……。
距離が近すぎるとささいなことが気になるっていうのは本当にそう。適度な距離ってほんと大事。
ゆめにゃちゃん
近すぎるし、テレビしか娯楽ないのはきつすぎた……。
書かなかったけど、支配人みたいな人もちょっと怖かったの。
リゾートバイト満喫勢、うらやま!