>>【決定版】2024年今年買ってよかったものをまとめました

【本の感想】『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割』岡本雄矢著

全員がサラダバー 読書
読書
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

今日は『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割』を読んだので感想を記事にしていきます。

全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割

この本をおすすめする人
全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割の人
スポンサーリンク

岡本雄矢とは

本の著者の岡本雄矢について解説します。

1984年北海道生まれ。「スキンヘッドカメラ」としてコンビで活動中。
詠みはじめるとなんでも『不幸短歌』になってしまうという特徴を持つ、「日本にただ一人の歌人芸人」
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割』裏表紙裏より引用

全然知らない芸人さんでしたが、本のタイトルに惹かれて読んでみることにしました。

吉本の芸人さんで、事務所のホームページの写真はこんな感じ。
うん、いい人そう!

『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割』の感想

突然ですが、私のTwitterで前にこんなことを書きまして。
https://twitter.com/hachiko8531/status/1547015879644561408?s=20&t=dQxPsIW_Szbdz7uYV8svJA

この記事を読んでくれてるあなたが今、どんなふうなのか想像できないですが(読んでくれてありがとう!マジ感謝だよ☆)、私は今、深夜にピザを食べながら、痩せそうなお茶を飲みながらブログを書いています。
(デブになるピザと痩せるわけないお茶の矛盾。だからデブだよ!)
私がどんな感じか想像できたと思うので、さっそく本の感想を書いていきます。

世の中には二種類の人間がいるんですよね。
「全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割」と「みんなでワイワイサラダバーに行く役割」と。
(「みんなでワイワイサラダバーに行く役割」は私が勝手に作りました。)

「全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバンを見てる役割」の人って、気づけばいつも一人ポツンとカバン見てるんですよね。で、みんなが戻ってきてから一人だけサラダバーに行くんです。みんなはもうテーブルでサラダを食べてる中。

私、カバン見てる担当になるの分かります。
頼まれてるわけじゃないんですよ。だってほら、みんながサラダバー先に行きたそうじゃん?
カバン盗まれたら心配だしネ☆
あ、みんな楽しそうにサラダバーから戻ってきたネ☆

そういうちょっとシュールで悲しいできごとを短歌にしたのが、この本です。
この本の中で私の好きな短歌ベスト3は下記の通りです!

「この話多分こいつにもうしてるだけど今さら引き返せない」(P47より引用)

「たとえればコンビニにレジの奥にあるお菓子くらいの存在感だ。」(p94より引用)

「あけましておめでとうからあけましておめでとうまでの無言の一年間(P258より引用)

どれもこれもわかりみが深くないですか?

尚、この本は短歌と一緒に2,3ページその短歌についての説明とちょっとしたオチがだいたい書いてあります。
でも、短歌だけでいいんじゃないかな?って思いましたね。
説明あってもいいけど、数行でサラッと書いてくれたらそれでいいよ。むしろもっと短歌希望よ!
(エッセイとして最初から読んでいたら、そうは思わなかったと思う。)

この作者の方、ロマンチックな人だと思うんですけど、私もロマンチック教なのでめっちゃ分かるな~、あ~これ私も思うな~ってことが本の中に書いてありました。

はじめて会った人が、自分と同じものを好きだという現象は、否応いやおうなく、人を恋に導きます。(P27より引用)

分かる分かる。
自分と同じものが好き(それがマイナーであればあるほと)この人のこと好きかもしれないと思う。だいたいすぐ好きになる。

また本の中でこんな文章もよくてですね。

なので僕は思います。元々、運命の人なんていないんじゃないかって。月日がその人を運命の人にしていくんじゃないかって。
そして、それは一人とは限らないんじゃないかって。(p120より引用)

私は、この人好きだな~合うな~って直感で分かるんですが、
私も運命の人はいっぱいいると前々から思っていました。たった一人の運命の人なんていないと。いや、いつも「これは運命!」って思うっていうかね。
愛とか恋じゃなくても、他にも運命ってあると思います。

だから、私のこのブログを発見してくれて、読んでくれている人は運命だと思うわけですよ。

ところで、私のブログのテーマは「毎日のちょっとした“楽しい”の積み重ねが、人生のHAPPY」っていうことに今のところしています。
謎のテーマですよね。自分でもそう思いますが、とりあえずこれでいいです。
実際の毎日は「小さな楽しい」だけではなくて、「小さな不幸」もありますよね。

小さな楽しみも悲しみも日常で溢れているから、
気にも留めず、ただ毎日が過ぎていくだけ、なんだと思います。

ですが、毎日の小さな不幸を、くすっと笑えるものに変えることができたら
悲しいことも楽しくなるのかなって思いました。

ちなみに私の小さな最近の不幸は、
簿記3級に合格したことをドヤってブログに書いたら、Twitterで「誰でも合格できます」と言われたこと(根に持つ。)、
朝のテレビの占いで最下位と言われて、パン屋さんで少し高めのパンを買ってお昼に楽しみにしてたのに、食べたらクソまずかったこと口に合わなかったこと、です。

あなたにもありますか?ちょっと思い出してみてください。

それでは今日のブログは終わりにします。楽しくブログを書けたから今日はよく寝れそう。

翌日、本人(本の著者)に感想が届いてしまった!
歌の説明長いと書いてごめんなさい🙇
私は「短歌」だけだと思っていたので、「短歌とエッセイ」という位置づけの本だったんですね……(岡本さん、メッチャいい人。ファンになってしまった……)

x.com
タイトルとURLをコピーしました